今回は東京パラリンピック陸上に出場する十川裕次選手を紹介していきます。
十川裕次選手は世界ランキング4位でメダル獲得の期待もかかる選手です。箱根駅伝をテレビで見て憧れを持った十川選手の力走が楽しみですね。
そんな十川選手のプロフィール、経歴、年齢や出身高校、中学、障害から結婚、彼女まで色々調べていきました。
早速みていきましょう。



目次
十川裕次選手が東京パラリンピック陸上に出場
十川選手は東京パラリンピック陸上の1500mT20の知的障害クラスに出場しました。1500mT20のクラスは、今回紹介する世界ランキング4位の十川選手以外に、世界ランキング1位の赤井大樹選手と9位の岩田悠希も日本代表として出場しています。
9月3日の午前中に行われた1500mT20の決勝は、赤井選手と岩田選手が最初からレースを引っ張る展開になりました。後から追っていくのが十川選手、最後の一周となりスパートをかけるものの、9位という結果となりました。この種目の優勝はイギリスのオーウェン・ミラー選手です。
初出場で入賞は惜しくも逃したものの、レース後はいい顔でフィニッシュしていましたので、次のパラリンピック出場も楽しみにしていきたいです。
十川裕次選手のプロフィール・経歴・所属
・十川 裕次 (とがわ ゆうじ)
・1996年9月20日 生まれ
・身長 177cm
・体重 59kg
・出身 大分県
・所属 幸福会ソレイユ
小学生の頃から体を動かすことが好きだった十川選手は、2つ年上の兄が野球をしていることもあり、小学校4年生から野球を始めました。
「昔から足が速かった」と十川選手のお母さんは話していて、小学校1年生の頃からマラソン大会では常に1位を取っていたほどの実力だったそうです。中学では野球部に所属するものの、足の速さから駅伝部の助っ人として呼ばれていたといいます。
陸上を本格的に始めたのは高校からであり、中学校の助っ人としての実力が認められ、高校に進学しました。高校ではなんと親元を離れて寮生活をしましたが、多くの挫折があったといいます。ですが、監督からの「お前は走っている時が一番輝いている」という言葉に救われ、練習を人一倍頑張ったそうです。
そこからは陸上一筋で進んでいき、現在は5000mの日本記録保持者でもあります。東京パラリンピックの採用種目が400m、1500m、走り幅跳び、砲丸投げの4種目であることから、長距離から中距離に2年前に転向しました。
十川裕次選手の出身中学高校大学
日本記録保持者の十川選手の中学、高校、大学を紹介します。
中学は残念ながら情報がありませんでした。出身が大分県大分市ということで、市内の学校に通っていたのではと予想されます。
高校は大分東明高等学校出身です。この学校はスポーツが盛んな学校であり、アーチェリー部はインターハイで4回優勝経験、全国トップレベルのバトン部、ラグビー部も花園への切符を昨年初めて手にしたといいます。十川選手の所属していた男子駅伝部は、全国高校駅伝大会で2016、17年度と2年連続4位、昨年度は6位入賞と全国での実力があります。全国トップレベルの選手が集まった駅伝部の中で、十川選手は全国高校駅伝で花の1区を任されていたといいます。
高校卒業後は大学へは進学せず、市内の障害者就労支援施設へ進み、仕事と陸上を両立しています。
十川裕次選手の病気障害とは?
パラリンピックに出場する十川選手の病気や障害について調べていきました。
小川選手は3歳のときに知的障がいを伴う自閉症アスペルガー症候群と診断されました。知的障害とは、読み書きや計算、色々論理的に考えていく力、問題があった際に解決する力などがうまく機能しない障害です。また、自閉症は、社会的なコミュニケーションのやりとりがうまくできないなどの障害です。
障害と診断された十川選手ですが、小さい頃から両親が言語訓練や塾に通わせてくれたことから、通常の生活に支障を感じた事はあまりないそうです。高校に入り、寮生活を始めてからは少しずつ困難が出てきて、起床時間に起きられず寝坊、脱水ができず練習着をそのまま干して服が臭かったなどのエピソードを話しています。
十川選手は障害のことを失ったものもあるが、他の人にはない長距離向きの性格と心臓を持っていることが武器になっていると話しています。
十川裕次選手の結婚や彼女は?
【東京2020パラリンピック 陸上競技七日目(9/3)午前】②
男女で1500m(知的・T20)決勝が行われ日本代表は #赤井大樹 #岩田悠希 #十川裕次 #古屋杏樹 #蒔田沙弥香 #山本萌恵子 が出場します。
選手にエールを📣
中継はこちらからhttps://t.co/JvIwTeROwL#パラ陸上 #東京パラリンピック pic.twitter.com/xInH8iN464— 【公式】日本パラ陸上競技連盟JPA (@JPA54934306) September 2, 2021
世界で活躍する十川選手、結婚や彼女についてはどうでしょうか。
調べたところ現在結婚や彼女についての情報はありませんでした。高校の時から男子部活で寮生活、卒業後はすぐに就職し、陸上と仕事を両立している十川選手ですので、陸上一筋なのではないでしょうか。
本当は公表していないだけでいるかもしれませんし、東京パラリンピック終了後の恋愛報道にも注目していきたいですね。まだ若い選手ですのでこれからが楽しみです。
まとめ
今回は東京パラリンピック陸上T20クラスで9位という結果だった十川選手を紹介していきました。
小さな頃から大好きなスポーツを続け、知的障害だったものの、それを感じさせないほどの力強い走りの裏には、想像できないほどの努力があったことがわかりました。大分の強豪校で寮生活をし、全国駅伝選手への切符も掴み、東京パラリンピックの切符もつかんだ十川選手は本当にすごいですよね。
十川選手はインタビューの中で「メダル取るか取らないかで世界が変わる。メダルを取ったら今まで感じたことのない世界が見えると思うのでメダルが取れるように頑張りたい気持ち」とはなしているので、次のパラリンピックの出場にも期待したいです。


